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シントラ 異色の宮殿その1 ペーナ宮殿

シントラはリスボンから電車で40分、日帰りで訪れるのに絶好のロケーションで、その美しい景観は世界遺産に登録されています。パッケージツアーなら必ずと言っていいぐらい行程に含まれる人気の観光地のようです。
そしてシントラと合わせて日帰りしたかったのが、今回の旅で絶対に行こうと思った場所の一つ、ユーラシア大陸最西端のロカ岬でした。
この二つの場所を日帰りでまわろうと思ったら、シントラの観光時間が限られることになります。見どころはたくさんあるのですが 全てを見るのは難しそう。ここは厳選が必要になりました。

シントラといえば王宮(シントラ宮殿)、ムーアの城跡、ペーナ宮殿 というのが王道の観光ルートのようです。ペーナ宮殿は、宮殿らしくない様子の写真を見てまっ先に訪問決定しました。そして私が王宮よりもムーアの城跡よりも行きたいと思ったのはレガレイラ宮殿でした。どちらも「宮殿らしくない」という点では共通していますが、その個性は全く違っていて楽しみで仕方がありません!

リスボンからシントラ~ロカ岬を巡るので、Bilhete Train & Bus という周遊パスを買います。鉄道の ロシオ駅(リスボン)-シントラ駅、カイス・ド・ソドレ駅(リスボン)-カスカイス駅と、シントラを巡るバス、シントラーカスカイス間のバスが利用できて15ユーロとお得です。シントラを巡るバスが1回乗車で5ユーロもするようなので、周遊パスの方が断然いい!と思いました。

出発するロシオ駅で周遊パスを購入します。今日もいい天気です!
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駅に入ってすぐのエスカレーターを上がった所に切符売り場がありました。
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周遊パスも、Viva Viagem でした。これもチャージしたお金が残っていたり、24時間券の時間が残っていたりしたら書き込めないようでした。この時点で私は3枚の Viva Viagem を持っていて、「これダメだ、使えませんよ」って言われる度に「これは?」「じゃこれは?」と見た目が同じカードを差し出し、3枚目がやっと使えました。

8時41分発のシントラ行きの電車に乗ります。チケット売り場も混んでいなかったし、良かった! と言っても、シントラ行きはほぼ10分毎に出発しているようなので そんなに時間を気にする必要は無いようです。
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リスボンに到着してずーっと カラっカラの晴天続きで、今朝も雲ひとつない青空のもとリスボンを出発しましたが、シントラに近づいていくと車窓から見る空がどんどん曇ってきました。というか、霧(きり)?霞(かすみ)?靄(もや)?とにかく空が白~くなってきたのです。
えぇぇぇ、ペーナ宮殿は青空をバックに見たいのに。そしてなんだか寒そうじゃないか。出発前のチェックでは今日のシントラの天気は晴れ、気温30度ってなってたのに。今日までずっとどこに行っても暑かったし完全に油断した服装で来ましたよ。どうしよう。


シントラに到着して電車の外に出ると、案の定寒いです。風が強いであろうロカ岬で着る用に持ってきた薄いウィンドブレーカーを着ました。ここでこれならロカ岬ではどうなるのだろう、と不安になります。

かわいいはずのシントラ駅も、白い空が背景ではイマイチだし・・・この写真を撮っている私の気持ちも、天気残念~ とちょっぴり曇っていました。(でもやっぱりこの駅かわいいです。)
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この中にもきれいなアズレージョの絵がありました。
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駅に向かって左方向に少し歩いた所にあるバス停から434番のバスに乗りペーナ宮殿に向かいます。
ガイドブックでは5ユーロとなっていましたが、よく見ると5.50ユーロですね。バスにあったパンフレットを見ると、レガレイラ宮殿に向かう435番のバスは2.50ユーロのようでした。
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ペーナ宮殿のチケット売り場に到着し 列に並んだのが10時前でした。まあまあの人です。10分ぐらい並んでチケット購入できました。
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ここに行くまで知らなかったのですが、10時30分までは Happy Hour で1ユーロ安い13ユーロで入場券が買えるようです。ラッキー!
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お気づきでしょうか。シントラ駅からのバスがチケット売り場に到着する頃にはすっかり晴れていたのでした。これはこれで日焼けが気になったりして。人って勝手ね。
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宮殿の一部が見えています。テンションが上がってきます。
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標高529mの山頂にある宮殿の入り口までは、チケット売り場からさらに500mぐらい坂道を上がります。歩くのもいいだろうけど、ここは迷わずバス。往復券3ユーロを入場券と一緒に購入しました。

チケット売り場と宮殿を往復するバス。小さくてかわいいです。毎回人が通路までいっぱいに乗っているようです。山頂へ向かう道が狭くカーブもきついのできっとこのミニバスがぎりぎりの大きさなんだと思います。このときは座りたかったのでこれに乗らず次のバスを待ちました。
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ミニバスは3分ぐらいで宮殿入り口に到着しました。バスを降りると宮殿が目に飛び込んできました。いやー、すでにかわいいー
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ていうかどうですかこの青空~ 
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上の写真で右側に写っているこの門をくぐると、
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その先に写真撮影用の台などが用意されていました。その台に上がるとこの景色をバックに写真が撮れるようになっていました。
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ていうかこれ、宮殿というよりもテーマパークみたいです。
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この門がエントランスのようです。
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ちょっとずつ見え方が変わる宮殿
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おやおやこれは・・
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トリトン? こわいこわい、こわい。
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素敵なテラスに出ました。
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ムーアの城跡が少し下の方に見えます。時間がたっぷりあれば行ってみたかったです。
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これは何の入り口だろう?
持っていた案内図がざっくりしすぎていて、いまいちどこに何があるかよくわからないままうろうろしました。
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チャペルでした。
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やっぱりアズレージョ
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ここから本当の宮殿内部に入ります。内部は比較的高速で流していきます。
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これ、バスルームです。
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窓からもムーアの城跡が見えました。
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ここでも一番じっくり眺めたのは台所でした。鍋の揃い具合がすごいです。
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外に出ました。
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ショップを少し覗いて、来た道を戻りミニバス乗り場に向かいます。
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バス待ちの行列ができていました。出発するバスもぎゅうぎゅう詰めです。
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列に並んでバスを待ちながらもう一度見上げた宮殿、色が素敵でした。
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10分ぐらい待つと次のバスが来ました。列の長さ的に 私の位置ではぎりぎり乗れるか乗れないか微妙なところです。列が進みバスの手前に到達した頃、すでに通路まで乗客でいっぱいになりました。私の前に並んでいたのが小さな子供連れの家族で、もしかしてこのぎゅうぎゅうには乗らないんじゃないかと期待しましたが、彼ら果敢にも乗り込みました。どうにかもうひとりすべりこみたい、あと10分待ちたくないです!と思い頑張ってバスに両足を乗せました。ステップまでしか行けませんでしたが、なんとかドアが閉まったので出発しました!日本なら降ろされそうなところです。
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チケット売り場に戻ると、朝よりもすごい数の人でした。門は半分しか開けられていなくて、入場の列もなくただただ人が押し寄せていました。係の人のさじ加減で中に入れてもらっている感じだし、入る人も出る人もここからなのでちょっとしたカオスでした。
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ここから、なぜかガラガラのバスに乗ってシントラ・ヴィラ Sintra Vila まで行きました。乗客は私を含めて3人でした。
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あまりにガラガラだったので、持っていたパン(今日の朝食用に昨日買ったアーモンドクロワッサン)を食べました。このとき12時過ぎですが、後の予定を考えるとおそらく今日はゆっくりランチする時間がありません。
あ、これ美味しい~けど大きい~ また後で食べよう♪ と、半分でいったん止めました。
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シントラ・ヴィラからもう一つの宮殿に向かいます。 ~つづく







◇旅程◇ 2017年
6/09(金) 関空発 アムステルダム経由 リスボン着
6/10(土) リスボン市内
6/11(日) エヴォラ 日帰り
6/12(月) ナザレ、オビドス 日帰り
6/13(火) リスボン市内
6/14(水) シントラ、ロカ岬 日帰り ←この記事
6/15(木) ポルトへ移動
6/16(金) コスタ・ノヴァ、アヴェイロ 日帰り
6/17(土) ドウロ渓谷 日帰り
6/18(日) 夜ポルト発 深夜アムステルダム着
6/19(月) アムステルダム発
6/20(火) 関空着





by tabichudoku | 2017-08-19 01:17 | ポルトガル

ひとりたびをやめたくない


by yuri