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ナザレ 崖の上から臨む絶景

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ナザレは リスボンから北へバスで2時間弱の、大西洋岸にある漁師町です。特にこれといった観光施設は無いと思うのですが、この町の風景を本で見てすっかり惹かれてしまいました。町並みと砂浜と海を見下ろすこの絶景を見に行く!・・というわけでナザレ行き決定。
できれば同じ日にオビドスにも行きたいと思っていろいろ調べて計画を立てたのですが、この2つの町を日帰りで観光するなら、バスの便が極端に少なくなる土日は避けたほうが良さそうです。平日でもバスの接続には注意する必要があって、ひとつのミスで後の行程が大きく変わってしまうようなドキドキする計画になりました。

行きはリスボンのセッテ・リオス・バスターミナルからREDE社のバスで終点ナザレまでです。昨日行ったエヴォラ行きのバスと同じターミナルなのですが、昨日帰ってきたときに今日のチケットを買っておくつもりがすっかり忘れていたので、早めに行ってチケット売り場の列に並びます。
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昨日のエヴォラは往復で買いましたが今日は片道のチケットを買います。帰りはオビドスに寄るので乗り継ぎ乗り継ぎのドキドキなのです。
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ナザレ行きのバス。今日も定刻の9時に出発しました。
そして今日も私は一番前の席です♪
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私は風力発電の風車が大好きで 遠くに見えるだけでも興奮するのですが(真下から見上げるのが一番興奮する)、ナザレ行きのバスの中からも遠くに見つけてテンションが上がりました。こういうのがあるから移動中も寝てられません。。
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途中、カルダス・ダ・ライーニャという町を経由します。帰りはここで乗り換えてオビドスへ行くのですが、行きは乗ったままです。バス乗り場の数がどのぐらいあるのかチケット売り場は果たしてあるのか、できるだけ情報を得ようとしましたがあまりわかりませんでした。
カルダス・ダ・ライーニャ出発10時15分、そして予定通り10時50分にナザレに到着しました。
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ナザレのバスターミナル

到着してすぐ、この小さなターミナルにある小さなチケットオフィスで15時15分発カルダス・ライーニャ行きのチケットを買いました。このバスを逃してしまったら次は17時55分です。町歩きの時間はたっぷりある予定ですが、乗り遅れないよう注意!です。
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バスターミナルからは海は見えませんが、もう潮の匂いがしていました。西へ5分ぐらい歩いたら海に出ました。
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広ーい砂浜 気持ちいい~! 思わず深呼吸です。空気がおいしい気がしました。
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ナザレは、砂浜に沿って東側に広がるプライア地区、崖の上のシティオ地区、東側の丘のペデルネイラ地区の3つからなっています。海岸のレプブリカ通りからシティオ地区を見上げると、山の斜面にケーブルカーの線路が見えます。なんかすごい地形です。上に行くのが楽しみ・・・
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ナザレには独特の伝統衣装があるそうです。既婚女性は7枚重ねの短いスカートにエプロン、頭に巻くスカーフとスリッパ、そして未亡人は黒づくめというのが伝統的なスタイルだそうです。良く見ると上の写真にも写り込んでくれていました。

レプブリカ通りにはお土産物屋やレストランが並んでいます。
下の写真にも7枚スカートのご婦人が。どうやらこの伝統衣装は若い人は着ていないようです。
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レプブリカ通りの東側のペスカドーレス地区を散策します。この辺りは漁民の居住地区で、細い路地は生活感があふれます。
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7枚スカートの二人もお散歩でしょうか。左のお母さんは黒づくめですね。
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ソウザ・オリベイラ広場に出ました。広場の周りはカフェやレストランが並んでいます。
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広場の北側にあるケーブルカー乗り場へ向かいます。この辺りもレストランが集まっていました。ナザレランチではイワシの炭焼きを食べよう!と決めていたのでメニュー看板をチェックしながら歩きました。
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ケーブルカー乗り場に到着。
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チケット売り場が無く、どうするんだろうと思っていたら上からやって来たケーブルカーの運転手さんが降りてきて、改札前でチケットを売ってくれるシステムでした。
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すごい斜面です。
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上の駅にはケーブルカーの線路を描いたアズレージョがありました。
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ケーブルカー乗り場を出て左へ歩き
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あの広場に出るといよいよ本で見たあの景色に出会える・・・
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きたーーーー(≧∇≦)
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シティオ地区の展望台から一番最初に見た景色です。乗ってきたケーブルカーの線の真上です。

展望台が向こうの方まで続いているので歩いて行ってみます。
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鳥がたくさん休憩しに来ました。
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砂浜をこんな上から見下ろすのも初めてです。
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展望台の端っこに来ました。海と空もとってもきれい・・
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シティオ地区の広場に面して建つ ノッサ・セニョーラ・ダ・ナザレ教会に行ってみます。
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バロック様式の内部
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祭壇付近のアズレージョが見事です。
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祭壇の中央、マリア像がある所に人がいます。どうやって行くんだろう?
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祭壇の左横から裏へ続く通路があり、そこを通って祭壇の中央へ行けるのだそうです!
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裏の通路もアズレージョで埋め尽くされていました。
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祭壇中央のマリア像。ナザレの地名の由来になった、イスラエルのナザレのものだそうです。
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教会ではいつも気になるパイプオルガン
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外に出ました。
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伝統衣装で豆を売っている女性がたくさんいました。この「豆売りの女性」はシティオ地区の名物なんだそうです。下のお母さんは写真を撮っている私に豆を売りに来てくれていました。
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メモリア礼拝堂。小さな礼拝堂ですが内部は美しいアズレージョで飾られていました。
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帰りはケーブルカーに乗らないで、展望台の脇から石段の歩道を歩いて下りることにします。
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少し下向きに傾斜のある石段で、気を抜くとすべりそうで緊張しました。でも少しずつ近くなっていく町を見ながら歩くのが楽しかったです。ゆっくり歩いて10分ぐらいで下に到着しました。そこから砂浜までさらに10分ぐらい歩きました。

さっきまでいた展望台が崖の上に見えます。
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町歩きをしていてよくランチを食べ損ねることがあるのですが、ここナザレではちゃんと時間をとって是非とも新鮮な魚を味わいたいと思っていました。イワシの炭焼きはポルトガルの名物料理ですが、それをナザレで食べる!と決めていました。

レプブリカ通りにある ONDA NA BUSSOLA というビストロ・バー&カフェに入ることにしました。
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外が見える席に座りました。砂浜の向こうに海が見えます。
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多言語対応のメニュー。日本語もあります。デイ魚、オーブンでタラ、パン魚


きましたー、大きなイワシです。香ばしくて塩がよくきいています。日本で食べる焼き魚とほとんど同じでなんか安心しました。お箸・・・なんて無いよなぁ~と思いながらナイフとフォークで頑張りました!美味しかった・・
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お店を出たのが14時30分ぐらいでした。ぼちぼちバスターミナルに向かいます。
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おや・・? おやおや? 見逃せないジェラート屋さんがあります。ジェラートマニア、だって。
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やっぱり食べるよね。選んだのは "チェリーマニア" とヘーゼルナッツ。どちらも美味~
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ポップでかわいい店内でゆっくりいただきました。
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バスターミナルに向かって海沿いのレプブリカ通りをさらに歩いて行きます。
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朝見た舟の場所に来ました。ここから海と反対の方向に歩いて行くとバスターミナルだったはず。
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朝よりも波が高いです。そういえばナザレはサーフィンの聖地だとか。世界大会も開催されていて、ギネス記録の大波が打ち寄せたのもここナザレなのだそうです。

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(ネットで検索したらおそろしい画像がいっぱいでした。ほんとにすごい波!)


・・・とのんびりしていたところで、なんとバスの時間を勘違いしていたことに気づきました。ナザレ発15時15分、カルダス・ライーニャ着15時45分なのですが、いつからかナザレ発15時45分の感覚で歩いていたのです! なんてこと・・実はバスの時間まであと5分もない!!ていうかよく今気づいたよね!えっバス停からここまでどのぐらいかかったっけ・・間に合う!? 
ケガしている脚、走ると痛いのは昨日エヴォラで実証済みです。痛くなりませんように!と思いながら「歩く」と「小走り」のハザマのような変な足運びでバスターミナルまで急ぎました。なにしろこのバスを逃すとこの後の予定が総崩れなんだから。。あー遅れたくない~!


ターミナルに到着するとちょうどバスも到着するところでした!時間ぴったり15時15分です。セーーーフ!!間に合ってよかった・・!
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本当に焦った。

ではここから、バスを乗り継いでオビドスに向かいます。







◇旅程◇ 2017年
6/09(金) 関空発 アムステルダム経由 リスボン着
6/10(土) リスボン市内
6/11(日) エヴォラ 日帰り
6/12(月) ナザレ、オビドス 日帰り ←この記事
6/13(火) リスボン市内
6/14(水) シントラ、ロカ岬 日帰り
6/15(木) ポルトへ移動
6/16(金) コスタ・ノヴァ、アヴェイロ 日帰り
6/17(土) ドウロ渓谷 日帰り
6/18(日) 夜ポルト発 深夜アムステルダム着
6/19(月) アムステルダム発
6/20(火) 関空着



by tabichudoku | 2017-07-16 19:06 | ポルトガル

ひとりたびをやめたくない


by yuri