マントンの旧市街は コートダジュール地方に残る最も美しいバロック建築の町並みのひとつだそうです。わくわくします。
要塞美術館を出てまず旧港に行ってみます。旧港は湾になっていて、ここにもビーチがあります。静かにのんびりできそうです。
マントン旧港のヨットハーバーにもヨットがたくさん停泊しています。
きれいな紫色の花が咲いている木がありました。
花の色、葉の色、建物の色、空の色・・・全部の色が鮮やかです。
旧港沿いの道にはかわいらしいレストランが並んでいます。
階段の上にはバロック建築のサン・ミッシェル教会が見えます。高台にあるこの教会は旧市街のシンボルのような存在だそうです。コクトー美術館前の広場からも見えていましたね。
旧市街へ入って行きます。ここからもサン・ミッシェル教会が見えます。まずはあそこへ・・
サン・ミッシェル教会まで上ってきました。教会前の広場にあるこのモザイクはモナコ大公家の紋章をかたどったものだそうです。海辺で拾われた白と黒の小石を使っているとか。
広場から眺める地中海
ここからさらに上って古城の墓地に行こうと思っていました。本には「古い家々の間を迷路のように走る階段をたどってさらに丘を上って・・」とありました。たどり着けるだろうか、行ってみよう。
こんな小さな路地にもちゃんと名前があります。とりあえず階段を上って行ってたらいいかな。
歩いているとこんな素敵な景色にも出会います。
あれ、階段下ってる。
道、本当に迷路でどっちに行けばいいかわからない。階段も、上がってると思ったら下がったり。違う上り階段を行ったら行き止まりだったり。
困っていても なんかかわいい通りを見つけるとつい嬉しくなって・・
ん? ここ、さっきも来たー。
ここまでで、だいぶ迷路を味わっていました。階段を上ったり下ったり奮闘していたし、ここで丘の頂上へ行く正解の道がわかってもちょっと上まで行ける自信がなくなりつつありました。
あーもう上ることは忘れようかな。。
でもとりあえず歩いていたら、町並みにはうっとりしてしまいます。
広い階段は、ロバが通ったためだそうです。
完全に、もう下へ下へ行っている気がします。
大きなサボテン!
オークルの壁にエメラルドグリーンの小さな窓三つ。。
ほんときれいだなぁ
賑やかな通りに出て来ました。
木陰の広場でサックスの音色が鳴り響いていました。
イタリアが近いせいか、ジェラート屋さんを何軒も見ました。あまり多いとどこにしようか迷ってしまいますが・・・
ここ、美味しそうです。お店の名前は Milky。名前普通だけど相当ビジュアルで惹かれます。。
どれにしようかな・・・・・
選んだのは やっぱり大好きなピスタチオ -100%シチリア産- と、もうひとつはアマレナ。イタリアっぽい。。
毎日どこかでジェラート食べていたけど、マントンで食べたこのジェラートは超絶美味でした。何年か前 本場イタリアを旅行中に食べ歩いたジェラートを思い出しても、Milkyのピスタチオとアマレナにはこのときまでの人生ベスト3に入るほど胸を打たれました。。ここのお店の他の味も食べてみたかったなぁ。
時刻は14時30分ぐらい、そろそろ帰ることにしようかと思いながら、バスターミナル方面に歩いて行きます。海沿いの大通りは日陰が全くないので、ひとつ北の通りのビルの影の中を涼しく快適に歩きました。途中の路地から海が見えます。
これは・・・裁判所です。裁判所も南国っぽいです。
バスターミナルへの道の途中にあったカフェ。そういえばランチしないで歩き続けてましたが、あまりお腹すかないし絶品ジェラート食べて満足してるし、軽くお茶してついでにトイレを使わせてもらって帰ろう。
・・・と思って入ったお店がなんかとてもいい感じで、結局がっつり食べてワインまで飲みました。
レストランの料理はだいたい量が多すぎて、一人ではなかなか入ることができません。でもここは、デパートのお惣菜売り場のような感じで美味しそうな料理がショーケースに並べられていて、そこから好きなものを選んでお皿に乗せてもらって、このサイズ(一辺20cmぐらい)のプレートで10ユーロ でした。料理1種類だけをてんこ盛りにしても、もっといろいろな種類を乗せても、とにかくワンプレートが10ユーロのようでした。少しずつ色々なものが食べられて、これは一人旅の者には嬉しい素晴らしいシステムです。
少しずついろいろ・・と言っても結果この量、食べ終わる頃にはこの旅一番ぐらいお腹が破裂しそうに満腹になりました。
満腹すぎてもう考えることも無理ムリ!でしたが、美味しそうなお菓子もたくさん並んでいました。
お店の名前はSiciliana、陽気な店員さん同士の会話はイタリア語でした。
マントンの町を歩いていると頻繁にイタリア語の会話を耳にしました。国境の町だけあってやっぱり住民も観光客もイタリアの人が多いのでしょうか。
完食後のお腹を落ち着かせながらバスのことを考えていました。ここからバスターミナルまではまだ少し距離があるけれど、始発のターミナルまで行かなくてもここから近いバス停があるんじゃないかな・・? そう思って店員さんに聞いてみると、お店を出て角を曲がった所にあるバス停に ニース行きの100番のバスが停まると教えてくれました。もう、すぐそこです。めっちゃ近いです。
ドラクエ現象が起こりました。町の人と会話をして有益な情報を聞き出すことができました!
フレンドリーな店員さんたちとイタリア語で Grazie, arrivederci! と挨拶を交わしてお店を後にし、バス停に行きます。15時50分のバスを待ちながらマントンの海の見納めです。
バスは15時55分に到着して、ニースに向かって出発しました。バスの窓から最後にもう一度見たマントンの町。
Ciao! マントン、素敵な景色をたくさんありがとう、Grazie Grazie Graaaaazie!
バスは途中またモナコ市街を走り、
ニース Le Port に17時25分に到着しました。
まだ満腹でした!
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ニース ~ モナコ ~ マントン